作者 及川一成

第36回有頂展作品


アントニオ猪木の名言より                                      『人生に花が咲こうと咲くまいと 生きていることが花なんだ 生まれてきたことが花なんだ』

猪木先生の名作といえば、道と解答する方が大半だと思います。

私もその一人なのですが、先生は詩集を出すほど多くの詩や名言を残しております。

埋もれていると言えば失礼なのですが、あまり表に出ていなそうな名言の中から、私の好きなものがこの一言です。

勝手な解釈ですが、先生は気付いていない喜びや美しさに感動を持ってほしいとこの名言を残したと思います。

多くの人を魅了する花よりも、素朴な花にも気付いて、美しさを感じてくれ!バカヤロー!俺に言うな!

といった思いで、残されたと察します。

このような情景を思いながら、草原の中に埋もれながらも力強く咲いている花をイメージして書きました。

同じ文字が出てきて構成に苦労しましたが、一文字一文字の造形を被らないように、余白と相談しながら書いた作品です。


『風』

土地毎、季節によっても変わる風の表情をイメージしました。

造形は同じように書き、筆を運ぶ呼吸、額の雰囲気を変えて表現しました。

『旅』

世界各地を自由に旅をするイメージの作品です。

造形は、地球のようなまるみで、一本、一本の線は四方八方に伸ばして、自由な旅を表現しました。


第35回 有頂展作品


『日常』

超濃墨を使い、力強さをメインに表現しました。


『つなぐ』

柔らかい線を使い、暖かみを表現しました。


コラボ 『ニチ ジョー』

坂野浩子・及川一成コラボ

段平が、みつをを、オマージュしたら。。。

文字の滲みや、かすれ、大小をバラバラに配置しながら、臨場感も表現しました。同じ文字でも、造形や、大小を変えており、面白さを出せるように書きました。テーマの、『日常』も入っています。(及川)

段平さんは、

ジョーを…日常を応援しています。

鼻だし、安倍のマスクだけどね~

指毛と腕毛は、悩んだ末に黒の不織布マスクを細く切って貼りつけたのが(おこだわり)です。(坂野)


第34回 有頂展作品

いのち


いきもの


えん