コロナ自粛期間の間隙を縫って訪れた千葉県・犬吠埼の旅館「ぎょうけい館」から見た朝焼けです(実は夕日ではありません)。
約150年の歴史があり、伊藤博文や高村光太郎など数々の有名人に愛された老舗旅館でしたが、コロナによる客足減少が響いたのか、2023年1月をもって閉館したそうです。
ベランダの外はもう太平洋という抜群のロケーションだっただけに、残念でなりません。そこでその想い出として、窓から見えた風景を描いてみました。
以前は海岸のどこからでも海が望めましたが、今は高い防潮堤に遮られ、その内側に入らないと海は見えません。日の沈む方向では、甚大な被害を受けた製紙工場が、以前と変わらぬ様子で白い煙を吐き続けています
自宅から5分も歩くと、旧北上川の土手に着きます。河口から5㎞ほど上流ですが、大きく蛇行したこのあたりは、対岸にほぼ葦原と山しかなく、素朴な風景が広がっています。石巻での僕の〝日常〟です。
塔のモチーフにしたのは、イギリスのグラストンベリー近郊にある「グラストンベリー・トア」です。
アーサー王伝説に残る小高い丘に立つ塔で、イギリス最大のパワースポットとも言われています。
いつか訪れてみたい場所の一つです。